この記事では「ジョジョ(ジョジョの奇妙な冒険)」の名言や名セリフを取り上げています。
かっこいい名言や凄みがある名セリフ、使える名言、短い名言などを掲載しているので、ぜひ最後まで読んでください。
- ジョジョの名言・名セリフまとめ
- さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!(ディオの取り巻き)
- こいつはくせえッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜーッ!(ロバート・E・O・スピードワゴン)
- 君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!(ジョナサン・ジョースター)
- おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?(ディオ・ブランドー)
- ドイツの医学薬学は世界一チイイイイ!!(ルドル・フォン・シュトロハイム)
- 逃げるんだよォ!(ジョセフ・ジョースター
- 勝てばよかろうなのだァァァァッ!!(カーズ)
- 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!(DIO)
- あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!(ジャン・ピエール・ポルナレフ)
- てめーはおれを怒らせた(空条承太郎)
- 最高に『ハイ!』ってやつだアアアアア アハハハハハハハハハハーッ(DIO)
- だが断る(岸辺露伴)
- 『切り抜ける』ってのはちょいとちがいますね… 『ブチ壊し抜ける』…!(東方仗助)
- 『命』を『運』んで来ると書いて『運命』!(吉良吉影)
- この味は! ………ウソをついている『味』だぜ……」(ブチャラティ)
- 『覚悟』とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!(ジョルノ・ジョバァーナ)
- 覚悟はいいか? 俺はできてる(ブローノ・ブチャラティ)
- おまえは……自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ(ウェザー・リポート)
- 生きのびるのよ あんたは『希望』!!(空条徐倫)
- あたしを見て徐倫 これがあたしの『魂』… これが あたしの『知性』… あたしは生きていた(フー・ファイターズ)
- 真の失敗とはッ! 開拓の心を忘れ! 困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!」(スティーブン・スティール)
- 『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』(ジャイロ・ツェペリ)
- 誰かが最初に右のナプキンを取ったら全員が『右』を取らざるを得ない もし左なら全員が左側のナプキンだ そうせざるを得ない これが社会だ(ヴァレンタイン大統領)
- 『公正さこそルール』『ルールこそパワー』なの(東方大弥)
- 勝ったのは…オレです!たっぷり!(東方定助)
- 喜んで… オレの身体と交換するよ…(空条仗世文)
- ジョジョ(ジョジョの奇妙な冒険)とは?
ジョジョの名言・名セリフまとめ
ジョジョの名言・名セリフを26個紹介していきます。
- さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!(ディオの取り巻き)
- こいつはくせえッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜーッ!(ロバート・E・O・スピードワゴン)
- 君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!(ジョナサン・ジョースター)
- おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?(ディオ・ブランドー)
- ドイツの医学薬学は世界一チイイイイ!!(ルドル・フォン・シュトロハイム)
- 逃げるんだよォ!(ジョセフ・ジョースター)
- 勝てばよかろうなのだァァァァッ!!(カーズ)
- 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!(DIO)
- あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!(ジャン・ピエール・ポルナレフ)
- てめーはおれを怒らせた(空条承太郎)
- 最高に『ハイ!』ってやつだアアアアア アハハハハハハハハハハーッ(DIO)
- だが断る(岸辺露伴)
- 『切り抜ける』ってのはちょいとちがいますね… 『ブチ壊し抜ける』…!(東方仗助)
- 『命』を『運』んで来ると書いて『運命』!(吉良吉影)
- この味は! ………ウソをついている『味』だぜ……」(ブチャラティ)
- 『覚悟』とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!(ジョルノ・ジョバァーナ)
- 覚悟はいいか? 俺はできてる(ブローノ・ブチャラティ)
- おまえは……自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ(ウェザー・リポート)
- 生きのびるのよ あんたは『希望』!!(空条徐倫)
- あたしを見て徐倫 これがあたしの『魂』… これが あたしの『知性』… あたしは生きていた(フー・ファイターズ)
- 真の失敗とはッ! 開拓の心を忘れ! 困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!(スティーブン・スティール)
- 『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』(ジャイロ・ツェペリ)
- 誰かが最初に右のナプキンを取ったら全員が『右』を取らざるを得ない もし左なら全員が左側のナプキンだ そうせざるを得ない これが社会だ(ヴァレンタイン大統領)
- 『公正さこそルール』『ルールこそパワー』なの(東方大弥)
- 勝ったのは…オレです!たっぷり!(東方定助)
- 喜んで… オレの身体と交換するよ…(空条仗世文)
この中からいくつかをピックアップして詳しく紹介していきます。
さすがディオ! おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれる! あこがれるゥ!(ディオの取り巻き)
このセリフは、第1部『ファントムブラッド』でディオ・ブランドーがジョナサンの恋人エリナに無理やりキスをした場面で登場します。
その光景を見ていたディオの取り巻きの少年たちが、彼の大胆すぎる行動に驚きつつも感嘆の声をあげたのがこのセリフです。
本来ならば、無理やりキスをするなんて最低の行為ですが、ディオはそんなことを意にも介さず、むしろ「俺に逆らうな」と言わんばかりの態度を見せます。
それを見た取り巻きたちは、常識を超えたディオの行動に「シビれる」「あこがれる」と称賛しています。
このセリフは、ある意味でディオのカリスマ性をよく表しているとも言えるでしょう。
ちなみに、アニメ版でこのセリフを演じた声優の松岡禎丞さんも「言えることが名誉」と言われるほど有名なセリフです。
まさに『ジョジョ』を代表する名言の一つと言えます。
こいつはくせえッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜーッ!(ロバート・E・O・スピードワゴン)
このセリフは、第1部でスピードワゴンがディオを見たときに放った名言です。
スピードワゴンはロンドンの貧民街出身で、人の本性を見抜く嗅覚を持つ男として描かれています。
彼は、懺悔のふりをして善人ぶるディオを見て、その偽善的な態度を一瞬で見破り、この強烈なセリフを叫びました。
この言葉が印象的なのは、ディオの本性を見抜いたスピードワゴンの勘の鋭さだけでなく、その言い回しのインパクトの強さにもあります。
「ゲロ以下」という表現がかなりストレートで、まるで悪臭を嗅いだかのような反応が面白く、読者の印象に残りやすいんですね。
スピードワゴンは粗野な口調ながらも、実は義理堅くて情に厚いキャラクターなので、この荒々しいセリフも彼のキャラにピッタリです。
また、このセリフはネットでもよく使われます。
「何か嫌な予感がする」とか「信用できない人がいる」といったときに、ジョジョ好きの間でネタ的に使われることが多いです。
「ゲロ以下のにおい」と言われたら、ちょっと傷つきそうですが、それくらいスピードワゴンの言葉には力強さがあるということですね。
君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!(ジョナサン・ジョースター)
このセリフは、第1部で主人公のジョナサンが、エリナを傷つけたディオに対して放った言葉です。
ジョナサンは、これまでずっとディオにいじめられてきましたが、この時初めて彼に本気で立ち向かいます。
普通、誰かを殴るときは「やめろ」とか「反省しろ」と言うものですが、ジョナサンは「泣くまで殴る」と言い切ります。
これはただの怒りではなく、エリナを守りたいという強い気持ちと、今までの仕打ちへの反撃の意味が込められているのでしょう。
しかも、「泣くまで」と言うあたりがジョナサンらしくて、相手を完全に潰すのではなく、反省させることが目的なんだと感じられます。
このセリフは、ネットでもよくネタとして使われます。
「ゲームで勝てるまでやめない」とか「友達が謝るまで言い続ける」といった場面で、冗談っぽく引用されることが多いですね。
でも、ジョナサンのこのセリフには、彼のまっすぐな性格や正義感がしっかり表れているので、単なるネタとしてだけでなく、彼の熱い想いを感じる名言でもあります。
おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?(ディオ・ブランドー)
このセリフは、第1部で吸血鬼となったディオが、今まで何人の人を犠牲にしてきたのかと聞かれた際に放った言葉です。
普通なら、人を犠牲にしたことを問われたら反省したり、少しは申し訳なさそうにしたりするものですが、ディオはまったく違います。
「パンを食べた数なんて覚えていないように、人を殺したことなんて気にもしていない」という冷酷な発言をするのです。
この言葉が印象的なのは、ディオの非道さがこれ以上なく伝わってくる点です。
普通の人間ならば、誰かを傷つけることには罪悪感を持つものですが、ディオにとっては人の命はただの食料に過ぎません。
このセリフからは、彼の圧倒的な力と支配者としての冷徹な考え方がよくわかります。
ネットでは、このセリフもよくネタとして使われます。
「おまえは今まで〇〇した回数を覚えているのか?」という形で、ゲームのプレイ回数や食べたラーメンの数などに置き換えて遊ばれることが多いですね。
でも、元のシーンを知っていると、ディオの恐ろしさが際立つセリフなので、ただのネタではなく、彼のカリスマ性を感じられる名言でもあります。
ドイツの医学薬学は世界一チイイイイ!!(ルドル・フォン・シュトロハイム)
このセリフは、第2部『戦闘潮流』に登場するルドル・フォン・シュトロハイムが発した名言です。
シュトロハイムはドイツ軍の将校で、自国の技術や文化に対する誇りが異常なほど強いキャラクターです。
このセリフが登場するのは、彼がスピードワゴンから「石仮面」に関する情報を聞き出そうとした場面で、自白剤を使うときに叫んだものです。
この言葉からも分かるように、シュトロハイムはとにかくドイツの科学力を信じ切っています。
彼は純粋にドイツの技術を誇りに思っており、作中でも「ドイツの科学は世界一ィ!」といったセリフを何度も口にします。
そのため、シリアスな場面でもどこかユーモラスに見えてしまうのがシュトロハイムの面白いところです。
ネット上では、このセリフが色々な形にアレンジされて使われています。
「○○は世界一ィ!」という形で、何かを絶賛するときのネタとして使われることが多いですね。
例えば、「日本のアニメは世界一ィ!」とか「ラーメンは世界一ィ!」など、ジョジョファン同士で盛り上がる際によく見かける表現です。
逃げるんだよォ!(ジョセフ・ジョースター
このセリフは、第2部の主人公ジョセフ・ジョースターが発した言葉です。
ジョセフは戦いの中で、相手が圧倒的に強いと判断したとき、無理に戦おうとはせず「逃げる」ことを選ぶことがよくあります。
特に、このセリフが有名なのは、吸血鬼となったストレイツォとの戦いの場面です。
ストレイツォはかつての波紋の師であり、ジョナサンたちと共に戦った仲間でしたが、若さを求めて吸血鬼となり、ジョセフに襲いかかります。
しかし、ストレイツォは吸血鬼特有の再生能力を持っており、普通の攻撃では倒せません。
そこでジョセフは「戦略的撤退」、つまり「とにかく逃げる!」という選択をします。
このシーンは、真っ向勝負を挑みがちな少年漫画の主人公としては珍しい行動ですが、ジョセフの「ずる賢さ」や「機転の良さ」がよく表れている名場面でもあります。
また、ジョセフの「逃げる」という戦法は、ただの臆病さではなく、冷静な判断力の表れでもあります。
無駄に戦って負けるよりも、頭を使って勝つ道を探すという彼のスタイルは、ジョジョの主人公の中でも異色でありながら、非常に魅力的なポイントですね。
勝てばよかろうなのだァァァァッ!!(カーズ)
このセリフが出たのは、波紋の師であるリサリサとの一騎打ちをする場面です。
彼は「フェアな決闘」と見せかけてリサリサに挑戦しますが、実際は影武者を使い、卑怯な手段で勝利を手にします。
そのときに、開き直ったように言い放ったのがこの名言です。
「勝てばよかろう」という言葉からは、彼の冷酷な性格と、「手段はどうでもいい、とにかく勝てばいい」という考え方が強く伝わってきます。
この言葉の怖いところは、ある意味で真理をついている点です。
現実の世界でも「結果がすべて」という考え方があるように、カーズはまさにその極端な例として描かれています。
ただ、ジョジョの世界では、単純に「勝てばいい」という考え方は通用しません。
ジョセフは機転と知恵を駆使してカーズを打ち破り、「勝つことだけを考えたカーズが、結局は負ける」という展開になるのが面白いポイントですね。
カーズは、ただの悪役ではなく、自分の信念を貫く強さも持っているキャラクターです。
しかし、最後にはその信念が自分を破滅へと導いてしまうというのが、ジョジョらしい皮肉な展開でもありますね。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!(DIO)
このセリフは、第3部『スターダストクルセイダース』のクライマックスで、DIOと承太郎が激しくぶつかり合う場面で登場します。
DIOが「ザ・ワールド」の圧倒的なパワーで承太郎を攻撃する際に連発する言葉で、まさに『ジョジョ』のバトルを象徴する名言の一つです。
DIOは、自分が絶対的な存在であり、他者の攻撃や抵抗はすべて「無駄」だと信じています。
そのため、このセリフは彼の自信と傲慢さをよく表している言葉でもあります。
また、この「無駄無駄」というラッシュ攻撃は、第1部でディオがジョナサンを殴るときにも登場しており、彼の戦い方の特徴にもなっています。
一方、承太郎もスタープラチナの猛攻撃を「オラオラ」と叫びながら繰り出します。
この「無駄無駄」と「オラオラ」のぶつかり合いは、まさに『ジョジョ』の名バトルシーンとして、多くのファンに愛されています。
ネット上でも「無駄無駄」と「オラオラ」の応酬は、さまざまな場面でネタとして使われています。
例えば、ゲームで連打するときや、何かを圧倒的な勢いで攻めるときなどに使われることが多いですね。
DIOの「無駄無駄」は、単なる戦闘の掛け声ではなく、彼の哲学や生き様をも感じさせる言葉です。
強者としての自信と、絶対的な力を誇示するこのセリフは、『ジョジョ』の魅力を詰め込んだ名言の一つですね。
あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ!(ジャン・ピエール・ポルナレフ)
このセリフは、第3部でポルナレフがDIOの能力「ザ・ワールド」による時間停止を受けたときに発したものです。
突然、何の前触れもなく自分の位置が変わっていたポルナレフは、何が起こったのか理解できず、呆然としながらこの言葉を口にしました。
「何を言っているのかわからねーと思うが」という続きの部分も含めて、非常に印象的なセリフであり、特にネットでは大流行しました。
このセリフを応用して「ありのまま今起こったことを話すぜ!」というネタが作られ、日常の予想外の出来事や、理解不能な状況を説明するときに使われるようになりました。
例えば、「気がついたらテスト前日だった」とか「財布に入れたはずの千円札が消えていた」など、ちょっとしたハプニングにも使える便利なネタです。
『ジョジョ』の名言の中でも、このセリフはユーモラスな要素が強く、ポルナレフのコミカルなキャラクターをよく表しています。
彼はシリーズの中でも特に親しみやすい存在で、ちょっとドジでお調子者だけど、仲間思いなところが魅力的です。
そんな彼が混乱しながらも状況を説明しようとする姿は、思わずクスッとしてしまう名シーンですね。
てめーはおれを怒らせた(空条承太郎)
このセリフは、第3部のクライマックスで、承太郎がDIOに勝利した後に放った言葉です。
それまでの激闘を経て、DIOはついに敗北し、太陽の光を浴びて灰となる運命を迎えます。
その最後の瞬間に、承太郎はこの静かな一言を言い放ちます。
『ジョジョ』シリーズの主人公たちは、それぞれ個性的な名言を残していますが、承太郎のセリフは無駄のないシンプルさが特徴です。
「てめーはおれを怒らせた」という言葉は、決して感情を爆発させたものではなく、むしろ冷静で静かな怒りを感じさせるものになっています。
DIOは多くの人々を犠牲にし、ジョセフを含む仲間たちの命を奪いました。
承太郎のこの一言には、そうした数々の悪行に対する決着と、強い怒りが込められています。
しかし、あえて大げさな言葉ではなく、短くシンプルに表現することで、より一層の迫力を持たせているのがこのセリフの魅力ですね。
ネット上では、「てめーは○○を怒らせた」という形で応用され、ゲームや日常のちょっとした怒りを表すときに使われることもあります。
シンプルながら強いインパクトを持つこの名言は、まさに承太郎らしい決め台詞と言えるでしょう。
最高に『ハイ!』ってやつだアアアアア アハハハハハハハハハハーッ(DIO)
このセリフは、第3部でDIOがジョセフの血を吸い取り、さらにパワーアップした際に発した言葉です。
それまで弱っていたDIOでしたが、ジョースター家の因縁の血を取り込んだことで、さらなる回復力と「ザ・ワールド」の時間停止能力を最大限に引き出すことができるようになりました。
このときのDIOは、もはや恐怖や怒りではなく、純粋な喜びに満ちています。
まるで勝利を確信したかのように、高笑いしながら「最高にハイ!」な状態になっています。
この圧倒的な自信と、支配者としての圧倒的な存在感が、このセリフの持つ迫力をさらに増しています。
また、このシーンはDIOの狂気が最高潮に達する場面でもあります。
もともと彼は非常にプライドが高く、強大な力を得ることを何よりも望んでいました。
そんな彼が、ジョースター家の血という因縁のエネルギーを取り込み、歓喜のあまり叫んだこのセリフは、DIOというキャラクターの魅力を存分に表していると言えます。
だが断る(岸辺露伴)
このセリフは、第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家・岸辺露伴が発した名言です。
彼は、自身の作品のためならどんな危険も厭わないほどの探究心を持つ人物で、プライドが非常に高いスタンド使いです。
そんな露伴が、敵から「仗助を差し出せば命は助けてやる」と取引を持ちかけられた際に、きっぱりと放ったのがこの言葉です。
「だが断る」という短い言葉には、露伴の強い意志と信念が詰まっています。
彼は、ただ単に助かるために人を売るような生き方を決して選びません。
それどころか、このセリフの直前には「この岸辺露伴が最も好きなことのひとつは、自分が強いと思っているやつに『NO』と断ってやることだ」と語っています。
まさに、自分の美学を貫く男のカッコよさが光る名シーンです。
このセリフは、ネット上でも「理不尽なお願いや納得できない提案をきっぱり断るとき」によく使われています。
例えば、「テスト前なのに遊びに行こうと誘われたとき」や「上司から無茶な仕事を押し付けられたとき」など、さまざまな場面でネタとして引用されることが多いですね。
短くてシンプルながら、露伴らしい強烈なインパクトを持つ名言です。
『切り抜ける』ってのはちょいとちがいますね… 『ブチ壊し抜ける』…!(東方仗助)
このセリフは、第4部の主人公・東方仗助が、敵スタンド使いアンジェロの能力「アクア・ネックレス」に襲われたときに発した言葉です。
アクア・ネックレスは水と一体化し、どこにでも侵入できる厄介なスタンドで、仗助たちを密室に閉じ込めて追い詰めました。
しかし、仗助はその状況に冷静に対応し、壁を「切り抜く」のではなく「ブチ壊して抜ける」と決断します。
この言葉には、仗助の豪快な性格がよく表れています。
普通なら、敵に見つからないよう慎重に逃げるのがセオリーですが、彼はそんな方法は気にしません。
むしろ、敵がすぐ近くにいることを「好都合」と言わんばかりに楽しんでいるようにも見えます。
このシーンは、仗助がただの優しい青年ではなく、戦いの中で大胆な判断を下せる強さを持っていることを示す重要な場面です。
『命』を『運』んで来ると書いて『運命』!(吉良吉影)
このセリフは、第4部のラスボス・吉良吉影が、追い詰められた状況で発した言葉です。
吉良は、普段は平凡なサラリーマンを装っていますが、その裏では「美しい手」に異常な執着を持ち、殺人を重ねてきた危険な人物です。
彼は仗助や少年・早人に追い詰められましたが、偶然そこにあった「猫草(ストレイ・キャット)」を利用することで、絶体絶命の状況を切り抜けます。
その瞬間、彼はこの名言を口にしました。
この言葉は、吉良の人生観をよく表しています。
彼は「運命」というものを特別なものとして捉え、自分が生き延びることを「運命」として受け入れています。
しかし、実際には彼はただの殺人鬼であり、このセリフも「偶然に助かったこと」を無理やり正当化しているだけです。
そう考えると、この言葉は彼の自己中心的な性格や、悪役としての魅力を強く感じさせるものになっています。
また、このセリフは、シンプルながらも「運命」という言葉の意味を深く考えさせられるフレーズでもあります。
「命を運ぶ」と書いて「運命」というのは、確かに理にかなっているように聞こえます。
しかし、それを口にしているのが「人の命を奪い続けてきた吉良吉影」だからこそ、この言葉には皮肉が込められているようにも感じられます。
この味は! ………ウソをついている『味』だぜ……」(ブチャラティ)
このセリフは、第5部『黄金の風』の序盤で、ブローノ・ブチャラティが主人公ジョルノ・ジョバァーナと初めて対面したときに発したものです。
ジョルノは、組織の一員であるルカを襲ったことを隠そうとしますが、ブチャラティは彼の顔を舐め、「この味は……ウソをついている味だぜ……」と言い放ちます。
この独特な行動とセリフのインパクトがあまりにも強く、ファンの間ではネタとしても愛されるようになりました。
ブチャラティには、相手の汗を舐めることで嘘を見抜くという特殊な能力があります。
そのため、彼がジョルノの汗を舐めた瞬間、ジョルノが嘘をついていることを確信します。
普通なら、誰かの顔を舐めるなんて考えられない行動ですが、ブチャラティは至って真剣です。
この真剣さと奇妙な行動のギャップが、このシーンをより印象的にしています。
ネットでは、「この味はウソをついている味だ」というフレーズが、誰かが怪しい発言をしたときのネタとして使われることが多いです。
また、何かを食べて驚いたときや、味の表現をする際に冗談として使われることもあります。
ブチャラティの冷静かつ独特な判断方法が光る、この名言は第5部の象徴的なシーンの一つですね。
『覚悟』とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開く事だッ!(ジョルノ・ジョバァーナ)
このセリフは、第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナが、仲間のグイード・ミスタと共に任務を遂行する中で放った言葉です。
ミスタが敵との戦いでミスを犯し、自暴自棄になってしまったとき、ジョルノはこの言葉を力強く言い放ちます。
ジョルノにとっての「覚悟」とは、ただの決意ではありません。
たとえ困難な状況に追い込まれても、自分の信じる道を突き進み、前に進むことこそが「覚悟」なのです。
彼のこの強い意志は、ギャングスターを目指すという夢とも深く結びついており、第5部のテーマを象徴する名言とも言えます。
ジョルノは他のジョジョシリーズの主人公と比べても、冷静で理性的なタイプですが、時にはこのように熱い言葉で仲間を鼓舞する場面もあります。
そのため、このシーンは彼のリーダーとしての資質が見える重要な場面の一つです。
覚悟はいいか? 俺はできてる(ブローノ・ブチャラティ)
このセリフは、第5部でブチャラティが厳しい戦いに挑む前に放った名言です。
ギャング組織「パッショーネ」の幹部であり、部下を守るリーダーとしての責任を背負う彼が、自らの「覚悟」を示す言葉として語ります。
第5部では「覚悟」という言葉が何度も登場しますが、ブチャラティにとっての覚悟とは、「どんな困難な状況でも、自らの信念を貫き、仲間のために戦うこと」です。
彼は組織の中でも正義感が強く、理不尽なルールには従いません。
だからこそ、このセリフには彼の強さと優しさが詰まっています。
特にこの言葉が印象的なのは、ブチャラティが部下たちを守るために、自ら先陣を切って戦いに挑む場面で登場することです。
自分の命が危険にさらされる状況でも、彼は冷静に、そして力強く「俺はできてる」と宣言します。
この頼もしさこそが、彼が多くのファンに愛される理由の一つです。
ネットでは、「覚悟はいいか? 俺はできてる」というフレーズが、何かに挑戦する前の決意表明として使われることが多いです。
例えば、「テスト前に『覚悟はいいか? 俺はできてる』と言って挑む」や、「ゲームのボス戦前にこのセリフをつぶやく」など、いろいろな場面でジョジョファンの間で使われています。
ブチャラティは、ただのギャングではなく、信念を持ち、仲間を大切にするリーダーとして描かれています。
このセリフは、そんな彼の魅力が詰まった名言の一つですね。
おまえは……自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ(ウェザー・リポート)
このセリフは、第6部『ストーンオーシャン』の終盤で、ウェザー・リポートがラスボス・プッチ神父に向かって言い放った言葉です。
プッチ神父は、自らの信念に基づき「人々を幸福に導く」ことを目的として行動していましたが、その手段として殺人や陰謀を躊躇なく行う、まさに確信犯的な悪役です。
ウェザー・リポートは、そんなプッチ神父に対し、「おまえは自分が悪だと気づいていない、もっともドス黒い悪だ」と断言します。
この言葉の重みは、「悪の自覚がない者こそ最も危険である」という点にあります。
プッチ神父は、自分が正しいと信じ込んでいるからこそ、どんな犠牲も厭わず、自らの行いに疑問を持つこともありません。
しかし、ウェザー・リポートは、そんなプッチ神父の行動こそが最も邪悪であると見抜き、この鋭いセリフを突きつけたのです。
このセリフは、フィクションに限らず、現実世界にも通じる深いテーマを持っています。
善意を掲げながら、実際には他者を傷つける行為を正当化する人がいるように、「悪の自覚がない悪」はどこにでも存在するのかもしれません。
まさに、ジョジョの世界観の奥深さを象徴する名言のひとつですね。
生きのびるのよ あんたは『希望』!!(空条徐倫)
このセリフは、第6部のクライマックスで、主人公・空条徐倫が仲間のエンポリオを逃がすために放った言葉です。
敵であるプッチ神父は、時間を加速させるスタンド「メイド・イン・ヘブン」を使い、世界そのものを支配しようとします。
仲間たちが次々と倒れる中、最後に残された徐倫は、エンポリオを生かすため、自らの身を犠牲にする決断をしました。
徐倫は、ジョジョシリーズの中でも特に強い信念を持つ主人公です。
父・承太郎の意志を継ぎ、仲間たちと共に戦い続けた彼女が、最後に選んだのは「未来へ希望を託す」ことでした。
このセリフに込められた「希望」とは、単なる生存ではなく、「次の世代が正しい道を切り開いていく」という意味も含まれています。
このシーンは、多くのファンの胸を熱くさせる名場面のひとつです。
徐倫は、プッチ神父の思い通りにはさせず、自分の信念を貫きました。
その姿は、まさに「覚悟」の象徴であり、第6部のテーマそのものとも言えます。
あたしを見て徐倫 これがあたしの『魂』… これが あたしの『知性』… あたしは生きていた(フー・ファイターズ)
このセリフは、フー・ファイターズ(F・F)が自らの死を迎える直前に発した言葉です。
彼女(それ?)はもともと、プランクトンの集合体として作られた生命体であり、人間のような感情や意識を持たない存在でした。
しかし、徐倫たちと出会い、共に行動する中で、仲間のために戦うことを覚え、「自分」という存在を確立していきます。
そして、最後の瞬間に「これがあたしの魂、知性、あたしは生きていた」と実感するのです。
フー・ファイターズの物語は、「生命とは何か?」という哲学的なテーマを含んでいます。
彼女は、人間ではありませんが、自らの意思を持ち、仲間を助けるために行動し、最期には「自分が確かに生きていた」と確信します。
この瞬間、彼女は単なるプランクトンではなく、「ひとりの生きた存在」としての誇りを持つのです。
このシーンは、多くのファンの心を打ちました。
フー・ファイターズは、最初は敵として登場しましたが、徐倫との交流を通じて仲間となり、最後には自らを犠牲にして仲間を助ける道を選びました。
その生き様が詰まったこのセリフは、彼女の成長の証でもあり、非常に感動的なものとなっています。
真の失敗とはッ! 開拓の心を忘れ! 困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!」(スティーブン・スティール)
このセリフは、第7部『スティール・ボール・ラン』のレース主催者であるスティーブン・スティールが、レースの成功を疑問視する記者に向かって言い放った言葉です。
彼が主催する「スティール・ボール・ラン」は、アメリカ大陸を横断する6000キロにも及ぶ壮大なレースであり、多くの参加者が危険を冒して挑戦します。
しかし、記者はこの過酷なレースが「失敗」に終わるのではないかと批判します。
そんな彼に対し、スティールは「真の失敗とは、挑戦することすらしない者のことを指す」と言い返したのです。
この言葉には、挑戦することの意義が詰まっています。
たとえ結果がどうであれ、新しい道を切り開こうとする心を持つことこそが重要であり、挑戦を諦めた時点で「本当の失敗」なのだとスティールは語っています。
この精神は、レースの参加者たちだけでなく、読者にも深く響く言葉ですね。
ただし、スティールはただの理想家ではありません。
このセリフの後、彼は妻のルーシーに泣きつき、不安やプレッシャーを吐露します。
その姿はとても人間らしく、彼がただの勇敢な指導者ではなく、悩みや葛藤を抱えながらも挑戦する人物であることを示しています。
このバランスが、彼を魅力的なキャラクターにしているポイントです。
『一番の近道は遠回りだった』『遠回りこそが俺の最短の道だった』(ジャイロ・ツェペリ)
このセリフは、第7部の重要人物であり、ジョニィ・ジョースターの師であるジャイロ・ツェペリが、最期の瞬間にジョニィへ向けて残した言葉です。
彼は、スティール・ボール・ランのレースを通じて、単なる勝利ではなく、もっと大きな真実へとたどり着こうとしました。
そして、彼が最後に気づいたのは、「成功への最短ルートは、決して近道ではなく、むしろ遠回りだった」ということでした。
この言葉は、人生にも通じる深い意味を持っています。
何かを達成しようとするとき、近道をしようとすると失敗することが多く、遠回りすることで本当に必要なものを得られることがあります。
ジャイロは、自分の旅路を振り返り、その真理に気づいたのでしょう。
そして、ジョニィにもこの気づきを伝え、彼に道を託したのです。
ジャイロの死は、読者にとっても非常に衝撃的で、悲しい場面の一つですが、このセリフによって、彼の生き様がしっかりと描かれています。
彼は最後まで「黄金の回転(ゴールデン・スピン)」の哲学を貫き、ジョニィにとってかけがえのない存在としてその精神を受け継がせました。
誰かが最初に右のナプキンを取ったら全員が『右』を取らざるを得ない もし左なら全員が左側のナプキンだ そうせざるを得ない これが社会だ(ヴァレンタイン大統領)
このセリフは、第7部のラスボスであるヴァレンタイン大統領が語った言葉で、彼の価値観と帝王学がよく表れている名言です。
ヴァレンタイン大統領は、アメリカ合衆国のトップに立つ男であり、「世界の支配者たる者は、常に先陣を切る存在であるべき」という考えを持っています。
その考えを説明するために、「ナプキンの例え話」を使ったのです。
この話は、社会の仕組みやリーダーの責任について深く考えさせられるものです。
人々は、自分で選んでいるようで、実は最初に誰かが示した選択に影響されてしまう。
だからこそ、最初に選ぶ者は慎重であるべきであり、責任を持たなければならない。
ヴァレンタイン大統領は、まさにその「最初にナプキンを取る者」としての責務を理解し、それを貫こうとしているのです。
彼のこの哲学は、単なる独裁的な思想ではなく、リーダーとしての強い覚悟を持つ者の考えでもあります。
彼は悪役として描かれていますが、その信念は非常に理知的で、一部の読者からは「悪役ながらも魅力的な人物」として評価されています。
『公正さこそルール』『ルールこそパワー』なの(東方大弥)
このセリフは、第8部『ジョジョリオン』に登場する東方大弥(ひがしかた だいや)が発したものです。
彼女は、記憶を失った主人公・東方定助を受け入れた東方家の次女であり、視力をほとんど失っている代わりに「カリフォルニア・キング・ベッド」という特殊なスタンド能力を持っています。
この能力は、ルールを破った者の記憶を奪うというもので、彼女の価値観「ルールこそが力」という考えに直結しています。
大弥は他人から過度に気を使われることを嫌い、公正であることに強いこだわりを持っています。
そのため、このセリフは彼女の生き方そのものを象徴する言葉と言えます。
彼女にとって、ルールはただの決まりではなく、世界を公平に保つための絶対的な力なのです。
勝ったのは…オレです!たっぷり!(東方定助)
このセリフは、第8部の主人公・東方定助(ひがしかた じょうすけ)が、カツアゲロードを通り抜けた後に放った名言です。
カツアゲロードとは、そこを通る者から理不尽に金を巻き上げる不思議な場所で、定助も最初はカツアゲされてしまいます。
しかし、彼は最終的に全員を出し抜き、逆に大金を手にして勝ち誇ります。
そのときの喜びを爆発させたのが、この「勝ったのは…オレです!たっぷり!」という言葉です。
このセリフの面白いところは、「たっぷり!」という強調の仕方にあります。
普通なら「オレの勝ちだ!」で終わるところを、あえて「たっぷり」とつけることで、より自慢げな印象を与えています。
その表情やポーズも相まって、独特な雰囲気を生み出し、ネット上ではネタとしても使われるようになりました。
喜んで… オレの身体と交換するよ…(空条仗世文)
このセリフは、第8部『ジョジョリオン』で登場する空条仗世文(くうじょう じょせふみ)が、命を賭して友人・吉良吉影を救おうとしたときに放った言葉です。
仗世文は過去に吉良に命を助けられたことがあり、その恩を返すために、自らの身体を犠牲にすることを決意しました。
この言葉は、そんな彼の深い友情と決断を象徴するものです。
彼の行動は、第8部の重要なテーマである「記憶」や「アイデンティティ」とも密接に関わっています。
仗世文は最終的に吉良を助ける代わりに、自分の記憶を失い、新たな存在「東方定助」として生まれ変わることになります。
つまり、このセリフは彼が定助になる運命の分岐点でもあり、読者にとっても感慨深い場面のひとつです。
このシーンの感動的なポイントは、仗世文が単なる自己犠牲ではなく、「友を救うことこそ自分の生きた証」としていることです。
そのため、多くの読者がこの場面に心を打たれました。
友情や恩義を大切にする彼の姿は、多くの人にとって共感できるものだったのではないでしょうか。
また、「喜んで…」という言葉からは、仗世文が後悔や迷いなくこの決断を下していることが伝わってきます。
彼にとっては、友を助けることこそが自分の運命であり、それを受け入れているのです。
この強い意志と覚悟が、この名言をより深いものにしていますね。
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ジョジョ(ジョジョの奇妙な冒険)とは?
『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦さんが描いた日本の人気漫画です。
ファンの間では『ジョジョ』と呼ばれることが多いです。
この作品は1987年に「週刊少年ジャンプ」で連載が始まり、現在は「ウルトラジャンプ」で続いています。
とても長く続いているシリーズですが、それだけ多くの人に愛されているということですね。
この作品のテーマは「人間讃歌」です。
簡単に言うと、「人間の素晴らしさを描いた物語」ということです。
ジョースター家の人々が、運命に立ち向かいながら強く生きる姿が描かれています。
特に、ディオ・ブランドーという因縁の相手との戦いは、シリーズを通してとても重要なポイントになっています。
『ジョジョの奇妙な冒険』は、全部で9つの部(シリーズ)に分かれています。
最初の第1部「ファントムブラッド」から始まり、第6部「ストーンオーシャン」までが1つの流れになっています。
その後、第7部「スティール・ボール・ラン」から新しい世界が始まり、現在の最新シリーズは第9部「The JOJOLands」です。どの部も主人公や舞台が変わるので、それぞれ違った魅力があります。
そのため、どの部から読み始めても楽しめるのが特徴です。
また、この作品の面白いところは、戦いのスタイルが変わっていくことです。
最初の第1部と第2部では「波紋」という特殊な呼吸法を使った戦いが中心でした。
しかし、第3部からは「スタンド」と呼ばれる能力を使ったバトルがメインになります。
スタンドは、それぞれのキャラクターの精神を形にしたもので、姿や能力が全く違うのが面白いところです。
このシステムは、今の異能力バトル漫画の先駆けとも言われています。
『ジョジョの奇妙な冒険』というタイトルにある「冒険」という言葉から、旅をする物語だと思うかもしれません。
でも、この作品の「冒険」は、ただの旅ではなく、危険な状況の中で目的を果たすことを意味しています。
どの部でも、主人公たちはさまざまな試練に立ち向かいながら、自分自身の成長や運命に向き合っていきます。
だからこそ、この作品は「奇妙な冒険」と呼ばれるのです。
このように、『ジョジョの奇妙な冒険』は、長く続いているにもかかわらず、毎回新しい展開やキャラクターが登場し、読者を飽きさせない魅力があります。
独特なセリフやポーズ、個性的なキャラクターもたくさん出てくるので、まだ読んだことがない人は、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか。