この記事では「ハイキュー!!」の人気キャラ「影山飛雄」についての名言や名セリフを取り上げています。
かっこいい名言や印象的な名セリフ、使える名言などを掲載しているので、ぜひ最後まで読んでください。
- ハイキュー!!の影山飛雄の名言・名セリフまとめ
- 俺が居ればお前は最強だ!
- エースが打ち抜いた1点もお前が躱して決めた1点も同じ1点だ
- トスを持って行かれるところだった“最強の…囮”…!
- 俺はこのチームでもっと上へ行きたかったです
- 俺が何かに絶望するとしたら バレーができなくなった時だけだ
- 次も同じのやるんでちゃんと警戒して下さいね
- 及川さんが県内で最強のセッターなら それを越えるの俺なんで
- お前にこれを言う日が来るとは ナイスレシーブ
- 指先はボールとの間に0.1mmでも何かあるとボールがわかんなくなる だから爪と指先はいつも完璧に手入れする
- 負けてたまるか 負けてたまるか コイツに負けてたまるか
- 俺はずっと言ってんだろうが“最強の囮”はカッコいい セッターの次に
- 一人で勝てないの当たり前です コートには6人居るんだから
- お前の能力俺が全部使って見せる お前の一番のスピード、一番のジャンプで飛べ ボールは俺が持っていく
- 謝んなきゃいけないようなトスは上げねえ…!
- ハイキュー!!の影山飛雄とは?
ハイキュー!!の影山飛雄の名言・名セリフまとめ
ハイキュー!!の影山飛雄の名言・名セリフを20個紹介していきます。
- お前の能力俺が全部使って見せる お前の一番のスピード、一番のジャンプで飛べ ボールは俺が持っていく
- 一人で勝てないの当たり前です コートには6人居るんだから
- 俺はこのチームでもっと上へ行きたかったです
- お前にこれを言う日が来るとは ナイスレシーブ
- トスを持って行かれるところだった“最強の…囮”…!
- 俺が居ればお前は最強だ!
- 「諦めない」って口で言う程簡単な事じゃねぇよ
- 指先はボールとの間に0.1mmでも何かあるとボールがわかんなくなる だから爪と指先はいつも完璧に手入れする
- 及川さんが県内で最強のセッターなら それを越えるの俺なんで
- 次も同じのやるんでちゃんと警戒して下さいね
- なあ まだやろうぜ バレーボール もっとやろうぜ
- 俺が何かに絶望するとしたら バレーができなくなった時だけだ
- 負けてたまるか 負けてたまるか コイツに負けてたまるか
- スパイカーの前の壁を切り開く その為のセッターだ
- 絶対に勝てない勝負は無ぇし絶対に勝てる勝負も無ぇよ
- どんなに神経尖らしても リードブロックじゃ追いつけねえよ!!
- 俺はずっと言ってんだろうが“最強の囮”はカッコいい セッターの次に
- 謝んなきゃいけないようなトスは上げねえ…!
- エースが打ち抜いた1点もお前が躱して決めた1点も同じ1点だ
- 俺はヘタクソじゃないです あいつはヘタクソですけど 弱くはないので大丈夫だと思います
この中からいくつかをピックアップして詳しく紹介していきます。
俺が居ればお前は最強だ!
俺が居ればお前は最強だ!
第3巻 第23話「同じ1点」
このセリフは、烏野町内会チームとの試合形式の練習で、影山が日向に向けて言った言葉です。
日向は、チームのエースである東峰のような力強いスパイクを打てるわけではなく、自分の小さな体にコンプレックスを抱いていました。
そんな日向に対し、影山は「俺がトスを上げれば、お前は最強になれる」と言い放ちます。
この言葉には、影山が日向の能力をしっかりと認めていることが表れています。
身長が低くても、影山のトスがあれば相手のブロックをかわし、得点を決めることができる。
つまり、エースでなくても「最強」になれるのだという信頼の言葉です。
日向にとっては、自分の強みを自覚する大きなきっかけになったでしょう。
このセリフは、バレーボールに限らず「自分にできることを活かせば、自分なりの強さを発揮できる」というメッセージとしても受け取れます。
自分に足りない部分を嘆くのではなく、今の自分だからこそできることを活かせば、どんな場面でも「最強」になれるのかもしれません。
エースが打ち抜いた1点もお前が躱して決めた1点も同じ1点だ
エースが打ち抜いた1点もお前が躱して決めた1点も同じ1点だ
第3巻 第23話「同じ1点」
これも烏野町内会チームとの試合中に、日向に向けて影山が放った言葉です。
エースである東峰の力強いスパイクに憧れながらも、自分はエースにはなれないと落ち込む日向に対し、影山は「エースが決めた1点も、お前がブロックをかわして決めた1点も、同じ1点だ」と言いました。
この言葉は、「どんな形で決めた得点でも、チームにとっては同じ価値がある」というバレーの本質を表しています。
派手なスパイクも、巧みなフェイントも、得点は得点。
大切なのは「どんな役割であれ、チームに貢献することができる」ということです。
このセリフは、スポーツに限らず、日常の様々な場面でも当てはまる考え方だと思います。
目立つ仕事だけが価値のあるものではなく、どんな小さな貢献でも、結果につながれば同じくらい大切なのです。
自分の役割に誇りを持ち、それを全力で果たすことが、チームや組織の成長につながるのだと感じさせてくれる言葉です。
トスを持って行かれるところだった“最強の…囮”…!
トスを持って行かれるところだった“最強の…囮”…!
第7巻 第62話「コートの横幅めいっぱい」
この言葉は、インターハイ予選の烏野vs青葉城西戦での影山の独白です。
第3セットの中盤、日向が強烈な気迫でトスを要求した場面で、影山は一瞬、日向に引っ張られるようにトスを上げそうになります。
影山はこれまで常に冷静で、自分の判断で最適なプレーを選ぶタイプでした。
しかし、この場面では、日向の「トスを寄越せ!」という圧に、思わず影山ですら動かされそうになります。
それほどまでに、日向の存在感が増していたということです。
「最強の囮」というのは、単なる比喩ではなく、日向の圧倒的なスピードと存在感が相手の注意を引きつけ、まるでエースのような影響力を持っていたことを示しています。
バレーボールでは、エース以外の選手が相手のブロックを引きつけることで、他の選手が得点しやすくなります。
この試合を通して、日向はただのスパイカーではなく、本当にチームに必要な存在へと成長していたのです。
影山がこの言葉を口にしたことは、彼が日向の成長を心から認めた瞬間でもあります。
普段は厳しく接している影山ですが、この試合を通じて日向の可能性に改めて驚かされていたのでしょう。
俺はこのチームでもっと上へ行きたかったです
俺はこのチームでもっと上へ行きたかったです
第42巻 第369話「飯と筋肉」
春高バレー準々決勝・烏野vs鴎台戦の試合後、ミーティングの場で影山がチームメイトに向けて言った言葉です。
影山は常に「上を目指す」ことを当たり前のように考えている選手です。
彼にとって、大会は「通過点」であり、「もっと強くなるためにあるもの」でした。
だからこそ、「どこの高校にいても上を目指せればそれでいい」と思っていたかもしれません。
しかし、烏野で仲間と共に戦った時間を経て、影山の考えは変わっていました。
「どこでもいい」ではなく、「このチームで」上に行きたかったと、素直な気持ちを口にします。
この言葉には、影山の成長が強く表れています。
もともと独善的なプレースタイルだった彼が、チームの仲間を大切に思い、一緒に戦うことに意味を見出したのです。
個人の技術向上だけでなく、チームの一員としての誇りを持つようになったことが、このセリフから伝わってきます。
負けてしまった悔しさと、それでもこのチームで戦えたことへの感謝が込められた、とても印象的な名言です。
影山にとって、烏野は単なる「通過点」ではなく、大切な場所になっていたのだと実感させられる瞬間でした。
俺が何かに絶望するとしたら バレーができなくなった時だけだ
俺が何かに絶望するとしたら バレーができなくなった時だけだ
第20巻 第172話「スタミナ勝負」
この言葉は、春の高校バレー宮城県代表決定戦決勝・烏野vs白鳥沢の試合で、第4セットの終盤に白鳥沢3年の天童覚から「絶望のデュースだね」と言われたときに、影山が返した言葉です。
この試合は、烏野にとって初めての5セットマッチであり、全国大会の常連校・白鳥沢との戦いでした。
どんなにスタミナを消耗しても、どんなに相手が強くても、影山は「絶望」することはありません。
それは、彼にとって試合の苦しさやプレッシャーよりも、「バレーができなくなること」の方がはるかに怖いことだからです。
この言葉は、影山がどれだけバレーを愛し、全てをかけているかを強く表しています。
彼にとって、バレーは単なる部活やスポーツではなく、人生そのものと言えるほど大切なものなのです。
だからこそ、彼はどんな状況でも諦めず、最後まで勝利を目指し続けます。
バレーへのひたむきな想いが詰まった、影山らしい名言ですね。
次も同じのやるんでちゃんと警戒して下さいね
次も同じのやるんでちゃんと警戒して下さいね
第6巻 第49話「VS”大王様”・2」
このセリフは、インターハイ予選2日目の烏野vs青葉城西戦で、影山が青葉城西のセッター・及川徹に言った言葉です。
試合序盤、及川は巧みなツーアタックやフェイントを駆使し、烏野を翻弄していました。
しかし、影山も負けじとツーアタックを決め、さらにはこの言葉を放ちます。
普通、ツーアタックなどの奇襲は相手の意表を突くために使われるものです。
しかし、影山はあえて「次も同じのをやる」と宣言し、堂々と挑戦状を叩きつけました。
これは、自分のプレーに対する自信と、相手を上回るつもりでいるからこそ言える言葉です。
この名言からは、影山の負けず嫌いな性格と、ライバルである及川に対する強い対抗心が伝わってきます。
挑戦的な言い方ですが、同時に「お互いに最高のプレーをしよう」という影山のバレーに対する真剣な思いも感じられます。
及川さんが県内で最強のセッターなら それを越えるの俺なんで
及川さんが県内で最強のセッターなら それを越えるの俺なんで
第9巻 第77話「王者との対峙」
この言葉は、日向と影山が白鳥沢に偵察に行ったとき、白鳥沢のエース・牛島若利に向かって影山が言ったものです。
牛島は、及川を「どのチームにいてもその最大値を引き出すセッター」として高く評価していました。
それに対し、影山は「及川が県内最強なら、それを超えるのが自分だ」と堂々と宣言します。
影山は、及川に対して強いライバル意識を持っています。
及川は影山の中学時代の先輩であり、彼にとって「超えなければならない存在」でもあります。
この言葉には、そんな影山の強い決意と、自分の成長への自信が込められています。
このセリフは、影山の向上心の高さを象徴するものでもあります。
彼は「最強」と言われた人に対しても臆することなく、「自分がそれを超えていく」と断言します。
周りの評価に流されず、自分自身の可能性を信じて突き進む姿勢は、とてもかっこいいですね。
お前にこれを言う日が来るとは ナイスレシーブ
お前にこれを言う日が来るとは ナイスレシーブ
第32巻 第281話「ハーケン」
このセリフは、春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎の試合で、稲荷崎のエース・尾白アランの強烈なスパイクを日向がレシーブしたときに、影山が独り言のように呟いた言葉です。
日向といえば、「攻撃が得意でレシーブは苦手」というイメージがありました。
しかし、この試合では、春高前の宮城県1年生選抜強化合宿で学んだ「コートを外から見る視点」を活かし、見事なレシーブを成功させます。
影山は、日向の技術不足をいつも指摘していたので、「ナイスレシーブ」と言うことは滅多にありません。
それだけに、この一言には「日向が本当に成長した」という影山の驚きと感心が詰まっています。
影山は素直に褒めるのが苦手ですが、それでもこうして「ナイスレシーブ」と言葉にしたのは、日向の努力をしっかりと認めているからこそ。
この言葉を聞いたら、日向もきっと嬉しかったでしょうね。
このシーンは、影山と日向の関係性の変化を感じさせる名場面のひとつです。
最初は衝突ばかりしていた2人ですが、お互いを認め合いながら成長していく様子が伝わる、印象的なセリフですね。
指先はボールとの間に0.1mmでも何かあるとボールがわかんなくなる だから爪と指先はいつも完璧に手入れする
指先はボールとの間に0.1mmでも何かあるとボールがわかんなくなる だから爪と指先はいつも完璧に手入れする
第26巻 第228話「変化」
この言葉は、春の高校バレー前に行われた烏野と伊達工業の練習試合後、伊達工業のセッター・黄金川が影山に指のケアについて聞いたときの返答です。
バレーにおいてセッターは、試合の流れを作る重要なポジションです。
そのため、影山にとってトスを上げる指先の感覚は命のようなもの。
たった0.1mmの違いでもボールの感触が変わってしまうからこそ、彼は日頃から爪と指先の手入れを徹底しています。
高校生のうちから体のケアを意識するのは簡単なことではありません。
しかし、影山はただの才能に頼るのではなく、地道な努力も怠らない選手です。
この言葉からは、彼のプロ意識の高さが伝わってきます。
また、このセリフには「天才」と呼ばれる影山が、自分の才能を過信せず、常に最高の状態を維持しようとする姿勢が表れています。
どんなに優れた技術を持っていても、それを活かすための努力がなければ意味がないということを、影山自身が理解しているのでしょう。
まさに一流の選手ならではのこだわりですね。
負けてたまるか 負けてたまるか コイツに負けてたまるか
負けてたまるか 負けてたまるか コイツに負けてたまるか
第32巻 第287話「アンチ奇蹟」
この言葉は、春の高校バレー2回戦・烏野vs稲荷崎の試合で、第3セットの終盤に影山が日向に対して思った独白です。
試合の中で、稲荷崎のセッター・宮侑が強烈なスパイクサーブを放ち、それを烏野のレシーブが失敗。
ボールはそのまま相手コートに返りそうになります。
しかし、そのボールを攻撃につなげるため、誰よりも先に動き出したのは日向でした。
「どんなボールでも影山がトスを上げてくれる」と信じて疑わない日向。
その絶対的な信頼に、影山ですら圧倒されそうになり、「負けてたまるか」と自分に言い聞かせるのです。
このセリフからは、影山の負けず嫌いな性格がよく表れています。
ただし、ここで言う「負ける」というのは試合の勝敗だけではなく、「日向の進化についていけるかどうか」という意味も含まれているように感じます。
日向の成長はすさまじく、影山が油断すれば彼に置いていかれてしまう。
そんな焦りとライバル心が、このセリフに詰まっています。
同時に、影山にとって日向はただのチームメイトではなく、「超えるべき存在」にまでなっていることが分かる名シーンです。
俺はずっと言ってんだろうが“最強の囮”はカッコいい セッターの次に
俺はずっと言ってんだろうが“最強の囮”はカッコいい セッターの次に
第41巻 第363話「小さな巨人VS最強の囮」
この言葉は、春の高校バレー準々決勝・烏野vs鴎台戦の第3セット中盤で、影山が日向に向かって言ったセリフです。
日向は「最強の囮」としての役割を徐々に受け入れ、それに誇りを持ち始めていました。
その瞬間、影山は「俺はずっと言ってるだろ?」と当然のように語ります。
つまり、影山にとっては、日向が囮の役割をカッコいいと認識するのは「やっと気づいたか」というくらいの感覚だったのです。
この言葉には、影山が日向のプレーをずっと認めていたことが表れています。
囮として相手のブロックを引きつけ、チームの攻撃を支える。
その重要性を影山は以前から理解していて、それを誇りに思えと言っていたのでしょう。
しかし、影山の「セッターの次に」という一言も見逃せません。
彼にとって、バレーの中で最もカッコいいポジションは当然「セッター」。
その次にカッコいいのが「最強の囮」だと主張するのは、影山らしいこだわりを感じさせます。
このシーンは、日向の成長と影山の変わらぬ価値観が同時に見える、面白い場面です。
日向と影山のコンビネーションがより強固なものになったことが、この何気ないセリフからも伝わってきますね。
一人で勝てないの当たり前です コートには6人居るんだから
一人で勝てないの当たり前です コートには6人居るんだから
第3巻 第18話「“エース”と呼ばれるひと」
この言葉は、日向と影山が烏野のエース・東峰に部活に戻るよう説得していたときに、影山が言ったセリフです。
バレーボールは、レシーブ、トス、スパイクといったプレーが連携するスポーツなので、一人で勝つことはできません。
それは当たり前のことですが、影山にとっては特に実感のこもった言葉です。
彼は中学時代、チームメイトに高すぎる要求をし続けた結果、試合中に誰も彼のトスを打ってくれなくなるという辛い経験をしました。
「コートには6人いるのだから、一人で勝てないのは当然だ」という言葉は、影山自身の過去を振り返りながらのものでもあり、彼がチームプレーの大切さを理解したことの証でもあります。
これはスポーツだけでなく、どんなチームワークにも通じる考え方です。
一人の力では限界があるけれど、仲間と協力すればもっと大きな力を発揮できる。
影山の成長が感じられる、シンプルながらも奥の深い言葉ですね。
お前の能力俺が全部使って見せる お前の一番のスピード、一番のジャンプで飛べ ボールは俺が持っていく
このセリフは、日向・田中・影山チームと、月島・澤村・山口チームが試合をしていたときに生まれたものです。
最初、日向は影山のトスにうまく合わせることができず、速攻が決まりませんでした。
そんなとき、菅原のアドバイスによって「日向が影山のトスに合わせる」のではなく、「影山が日向の動きに合わせる」という形に変えることで、2人の“変人速攻”が完成します。
「ボールは俺が持っていく」という言葉は、セッターである影山の強い自信と責任感の表れです。
どんな状況でも、どんな難しいプレーでも、必ずトスを完璧に上げてみせるという意志が伝わってきます。
この瞬間から、ハイキュー!!の物語の大きな見どころが生まれました。
影山の圧倒的な技術と、日向の驚異的な運動能力が噛み合い、他のどのコンビにもない唯一無二のプレースタイルが確立されたのです。
2人のコンビネーションが始まったこのシーンは、ハイキュー!!ファンにとっても忘れられない名場面ですね。
謝んなきゃいけないようなトスは上げねえ…!
謝んなきゃいけないようなトスは上げねえ…!
第8巻 第70話「“3日目”」
この言葉は、インターハイ予選3日目、青葉城西との試合後、影山が日向に言ったセリフです。
試合終盤、影山の最後のトスは青葉城西のセッター・及川に完全に読まれ、ブロックされてしまいました。
影山はその結果に悔しさを感じ、試合後に日向に「ごめん」と謝ります。
しかし、それに対して日向は「そんなの聞きたくない」と怒ります。
影山は元々、自分のトスに絶対的な自信を持っていました。
しかし、この試合で自分のトスが完全に読まれてしまったことで、自分のミスを痛感し、初めて「謝る」という行動を取ったのです。
しかし、その経験を経て影山は「もう二度と、謝らなければならないようなトスは上げない」と強く決意します。
これは、彼がセッターとしてさらに成長するための重要なターニングポイントでした。
この言葉には、影山の強い覚悟と、自分のミスをしっかり受け止める姿勢が表れています。
単なる才能ではなく、悔しさを糧にして成長していく影山の姿勢が、この一言に凝縮されているように感じますね。
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ハイキュー!!の影山飛雄とは?
影山飛雄は、「ハイキュー!!」に登場する烏野高校のセッターで、もう一人の主人公とも言える存在です。
見た目は鋭いつり目と丸い頭が特徴で、原作では紺に近い黒髪ですが、アニメでは完全な黒髪になっています。
目は青みがかった黒で、クールな雰囲気を持っています。
彼の背番号は1年生時は「9」、3年生時には「2」になります。
影山は北川第一中学の出身で、中学3年生のときに出場した大会で、後にチームメイトとなる日向翔陽と初めて出会いました。
日向の驚異的な身体能力には感心していましたが、それをうまく活かしきれていないことに苛立ちを覚えていました。
その後、烏野高校で再会しますが、中学時代の印象が悪かったため、最初はよく口喧嘩をしていました。
特に、影山が日向に向かって「ボゲェ!!」と叫ぶシーンは印象的です。
ただし、影山自身に悪意はなく、表面上は厳しい言葉を使うものの、相手のことをしっかり認めている部分もあります。
彼は「コート上の王様」と呼ばれるほど、正確なトス回しや試合を読む力に長けています。
しかし、この異名は中学時代のチームメイトから皮肉を込めてつけられたもので、当時の影山は独善的なプレースタイルだったため、決勝戦で味方にトスを無視されるという苦い経験をしました。
この出来事は彼にとって大きなトラウマになっています。
烏野高校に入学してからは、チームメイトとの関係を改善しようと努力し、特に日向とは最強のコンビを築いていきます。
影山は人とコミュニケーションを取るのが苦手で、試合中に「ナイス」と言うのを噛んでしまったり、ハイタッチを求められていることに気づかず怒られたりすることもありました。
しかし、チームの助けを借りながら少しずつ成長し、仲間との信頼関係を築いていきました。
彼はセッターというポジションに強い誇りを持っており、スパイカーの方がかっこいいと言われたときには「セッターは支配者っぽくて一番かっこいい!」と即座に反論しています。
そのため、同じポジションの選手から技術を学ぶことにも積極的で、他校のセッターに質問しようとする姿勢も見られます。
プライドは高いものの、それ以上に向上心が強く、常に成長しようと努力を続けています。
影山は「天才」と評されるほどの実力者で、トス回しのセンスはずば抜けています。
中学時代の先輩・及川徹によると、少なくとも県内では彼に勝てるセッターはいないと言われるほどです。
さらに、スパイクやブロック、サーブの精度も高く、特に「殺人サーブ」と呼ばれるほどの強力なサーブを武器にしています。
最初はコントロールが不安定でしたが、努力によって必殺のサーブへと進化させました。
また、ブロックでも活躍しており、全国トップレベルのスパイカーを一人で止めることもあります。
このように高い能力を持つ影山ですが、決して慢心することなく、ひたすら向上心を持って練習に励んでいます。
監督からも「本質的には素直で良い子」と評価されており、良い意味で「バレー馬鹿」と言われるほどバレーに夢中です。
ただ、その真剣さが原因で周りを置いていってしまいがちで、中学時代には「コート上の裸の王様」になってしまったこともありました。
しかし、烏野には影山以上に突っ走る日向がいたため、互いに競い合いながら成長することができました。
また、影山は烏野を選ぶ前に強豪・白鳥沢高校を受験しましたが、不合格になっています(本人曰く「試験の問題が意味不明でした」)。
さらに、青葉城西高校からも誘われていたものの、最終的には烏野高校を選びました。
運動部らしく先輩にはしっかり敬語を使いますが、同級生には変な敬語を使うことがあり、特に月島には「~ですかコラ」といった独特の口調になります。
また、バレーの試合運びに関しては頭の回転が速いものの、普通の勉強はまったくできず、赤点ギリギリの成績です。
東京遠征前には日向、田中、西谷とともに猛勉強をさせられる羽目になり、月島から「日向以上にできていない」と評価されてしまいました。
さらに、ユース選抜合宿に参加することになり、一人で東京へ向かいましたが、メモに書かれていた「宇都宮」の漢字が読めず、道に迷いかけるというエピソードもあります。
バレー以外のことにはあまり興味がなく、少年らしい一面も見せています。
影山飛雄は、天才的なセッターでありながら、バレーに対するひたむきな姿勢と成長する姿が魅力的なキャラクターです。
最初は独りよがりなプレースタイルでしたが、烏野高校で仲間とともに成長し、より強く、より信頼される選手へと変わっていきます。
彼の努力と向上心は、まさにバレーへの情熱そのものであり、多くのファンを惹きつける理由となっています。